竹内庭苑のお仕事話

庭師のNi-Wa SHIGOTO#12~伐採 後編~

今月は、幼稚園の園庭の木の伐採施工をもとに、街中ではなかなか見られない「伐採」という施工について竹内社長に質問していきます。前編はこちらからどうぞ。

-では、実際の伐採の施工工程について、教えてください。先の動画(前編)からも、ロープで引く位置やバランスなど、とても緻密な計算が必要なのでは、と思いますが、今回の現場では、どうだったのでしょうか。
木の上のクライマー/地上のグランドワーカー

(竹内)伐採の現場では、クライマーとグランドワーカーの2チームに分かれ、両者で連携を取りながら進めて行きます。クライマーは木の枝をチェーンソーで伐っていきます。下部の枝から順番に上部の枝へと進みます。

さくらの枝を伐るクライマー
-最初に枝を伐って、スッキリさせていくのですね。動画でも、伐採された木は横に伸びた枝が無くスッキリしていましたね。

(竹内)幹の上部の枝は、あらかじめロープで吊り、その後、チェーンソーで伐り落とします。ロープで吊られているので地上にそのまま落下することはありません。チェーンソーで伐り落としたら、ロープを扱い、下に降ろします。これが「リギング」という作業です。このときは、グランドワーカーという、地上でロープの扱いを担当する者と連携していきます。

-これは、庭や街路樹の枝葉の剪定では、なかなか見られない工程では無いでしょうか。

(竹内)伐採では、樹木の剪定と異なり、葉だけでなく、横に伸びた枝そのものも伐り落とす必要が出て来ます。最終的に幹だけ残して伐採するためです。そのため、リギングが行われます。

-けやきの木は、上に横にと、とても大きく生育していたので、リギングも大掛かりだったのではないでしょうか。

(竹内)そうですね。今回、けやきの枝は大きかったので、吊ロープの他に、介錯ロープも使用して行いました。その後、残った幹を伐採しました。幹は重量があるので、ワイヤーとクレーン車を使用、幹の上部からリギング作業を行いました。幹も枝と同じくチェーンソーで伐採していきます。

伐採されて残った幹
-クレーン車を使用するとなると、伐採するには周囲のある程度の広さが必要ということでしょうか。

(竹内)たしかに、倒す場所の広さの余裕が周囲にあれば作業がしやすいです。ですが、斜面や建物に隣接した場所でも、様々な手段や特殊な器具を使って、危険防止をしながら伐採いたします。今回も高所の作業では、作業者はハーネスを着用しています(墜落防止のため)

巨大なけやきも、これだけのスペースの中を、安全に伐採いたしました
-ここまでお話しを伺うと、これまでのお仕事話しで取り上げてきた「剪定」や「植栽」とは異なる種類の高度な技術が必要なのでは?と思います。ロープで固定する位置関係や角度など、実際の施工経験が鍵になってくるのでは、と思います。

(竹内)そうですね。経験で磨かれるものは大きいです。後輩は、経験豊富な先輩から指導を受けたり、定期的に勉強会を行い、会社全体で技術を磨いてる最中です

 いかがでしたでしょうか。竹内庭苑では、伐採は、危険防止を徹底して周囲の安全に配慮しながら進めております。これまで培ってきた経験と会社内での技術の習熟を元に施工していますので、ご依頼いただく場合も、ご安心ください(万が一に備えて、建物に倒れる可能性がある場合は事前にご連絡の上、作業を行います。
 「どこにお願いすれば良いのか分からない」という方も、ご不明な点など、お気軽にご連絡ください。