竹内庭苑のお仕事話

庭師のNi-Wa SHIGOTO~石積み 後編~

竹内庭苑の社長に造園業界が初めての広報が、庭師の仕事について素朴な質問をしています。前回からの引き続き、今回も「石積み施工」のお話しです。前回記事はコチラから。

-それにしても、本当に驚きました。個人邸の周りも、石と岩で、まるで日本庭園のような外観になるんですね。職人の技を感じさせますが、やはり特別な技術なのでしょうか。

竹内:石をこのように積んでいくには、いくつかの基本的な手法があります。【野面積み】【切り込み接ぎ】【打ち込み接ぎ】など、様々に手法があります。
ただ積み上げれば良いのではなく、美しく見せるには技術が必要です。もちろん強度を保つことも必要です。栗石や礫を入れて透水性を高め崩れない様に補強する「裏込め」という技術で施工しています。

-なるほど。技術となると、まずは身に着いてないと施工もできませんし、経験がなければ、美しく仕上げることもなかなか難しいですよね。

竹内:そうですね。庭木の剪定と同じように、やはり、正しい技術を身に着け、経験を通して上達させることが必要ですね。石面の向きや、大小ある石の使い方、石と石の重なり具合、石の目地の通り方など、意識する点は細部にわたります

-完成物はダイナミックですが、作業するときは細かい部分に神経を使い意識を向けることが必要になりそうですね

竹内:技術と経験とその場での集中力、すべてが揃うと、機能性充分で見た目も美しい仕上がりになりますね。作業時間は6時間程でした。

-施主様のご感想をお聞かせください

竹内施主様には、石がきれいに積まれ、美しく仕上げていただいたと大変喜んでいただけました。私たちとしても嬉しいです。

-それは良かった。社長のこれまでの経験から、石積みを効果的に使えるおススメの場所を教えてください

竹内:「より良い景観を」と考える場合、石積みは場所を選びません。アプローチや花壇、階段、床など、古くから様々な箇所で利用されています。建物や周囲の景観と馴染む石材を選んだり、全体を見てのデザインを考えることで、景観が見違えるほど良くなります

-知らなかっただけで、手軽にお願いできるとしたら、とても満足できると思いました。毎日目にしても飽きが来ないだろうなとも思います

竹内:そうですね。自然物ですから、時間の経過とともに、苔むしたり、風化もあります。それにより味わいの変化も生まれて、月日が経つことでますます楽しむことができるのも、石積みの魅力だと思います。

-長く暮らしていけばいくほどに、自宅の庭が好きになりそうですね。

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いかがでしたでしょうか。
庭師のNi-Wa SHIGOTOでは、庭 Ni -Wa「仁」「和」をテーマに
庭師の仕事をご紹介していきます。次回もお楽しみください。