みなさんこんにちは

連日30度以上の猛暑のなか、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
子供のころは気温が30度を超える日に「真夏」を感じていましたが、30度以上は当たり前の日本の夏が、これからのスタンダードになるのでしょうか。
緑の木々に少しでも涼を感じながら、体調管理にお気を付けください。

さて、竹内庭苑では、先日、こちらの施工をさせていただきました

屋上に庭を創る、屋上緑化です。
オシャレな外観だけでなく、植物の緑のおかげで、さわやか涼しげにも見えますね。

今月は、屋上緑化について、竹内社長にインタビューしていきます。

-見事な屋上庭園ですね。
建物の屋上にも、こんなにしっかりと「庭園」ができるのかと、初めて見たときに大変驚きました

(竹内)屋上の緑化は、お施主様が初めから計画をされていました。こちらの建物はお施主様がブレンドディーを楽しむためのアトリエです。お施主様のご友人でいらっしゃる、建築家の田根剛氏が設計されました。

-田根剛氏はパリに拠点を置く世界的有名な建築家です。国内で初めて美術館建築を手がけた【弘前れんが倉庫美術館】をインターネットを通じて知りました。100年の歴史あるレンガ造りの倉庫を現代アートでリノベーションされたそうで、とっても素敵でした。お施主様の建物も、とても素敵なのだと想像します。

(竹内)そうなんです。
発生土を再利用した左官仕上げの外壁で建てられ、庭園には在来種の植生を大事にされています。お施主様の大切なこだわりが詰まった建物、庭園です。屋上についても、これらのコンセプトに合わせた緑化をご提案させていただきました。

-お施主様自ら、初めから屋上の緑化をご希望だったとのことですが、一般的な土の庭とは大きく違う点があると思います。
施工前の様子

(竹内)そうですね。屋上の場合、土壌の流出/排水性/建物への根の影響、など、地上の庭では配慮しないような点にも特別な対応が必要になります。

ーたしかに。地上では問題ないことも、建物の上となると勝手が違ってきますね。施工しながら進めていくのでしょうか。

(竹内)まずは、防根シートを敷き詰めます。緑色のシートです。
こちらにより、建物への根の侵入を防ぐことができます

-植木鉢の中でグルグル巻きに根が張り巡らされていたり、地面から引き抜いたら、根の太さや広さに驚くこともありますし。根の力は建物に侵入するほどなのですね

(竹内)続いて、スポンジ状のシートを敷き詰めます。
これにより排水性を高めることができます

-排水性は大事ですね。地上であれば地表から深くまで浸透していくことができますが、屋上の上となると、地表からの厚みにも限度があるでしょうし。水やりをしたときの心配も解消されますね。

竹内)さらに今回は、周囲を小松石で囲みました。

-デザイン性も高い施工だと思いましたが、目的はデザインでは無いのでしょうか?

(竹内)そうなんです。
今回、屋上の水切りの層が5センチ程度でしたので、表土層を確保する必要がありました。そこで、周囲を石で囲み、透水シートを使用して土壌の流出を防止しました。

-やはり、地上の庭とは異なる施工や工夫が必要になりますね。本来の植物の特性や土壌の性質機能を認識しているからこそ、気づくことができる視点だと思いますし、これにより事前対応も可能になります。

―今回、屋上緑化の施工ですが、屋上は地表とは様々に環境条件が異なると思います。そのあたりをお聞かせください。

(竹内)施工のお宅は大磯海岸から、ほど近く、潮風が吹く立地です。
屋上ということもあり、日当たりも良好です。
こういった土柄を考慮し、潮風と乾燥に強い海浜植物を植えています。

―地表と異なり、高いところは風も強く当たりますものね。地上のように背の高い庭木を植えることも無いとなると、日陰をつくることもありませんから日中の時間帯は常時日当たりも良さそうですね。
均一に植えていきます

(竹内)植えた海浜植物は、庭木のような高さが出るものではありません。
日常の管理は除草を行う程度で良いと思います。

-珍しい施工ですが、施工後の管理自体は、さほど手間がかからないとなれば、楽しみも膨らみますね。

(竹内)土も、人工軽量土壌を使用しています。
屋上緑化用の有機質混合のものです。

-根への影響に対処する防根シート/排水性を高める処置/土壌流出を備える処置などのほかに、土壌も専用のものとなれば、「地面の庭では無いけれど、枯らさずにちゃんと育つのだろうか?」という心配も軽減されると思います。
中央部には大磯砂利を敷き詰めました

(竹内)屋上ならではの施工だけでなく、植栽についても工夫をしています。
小さな海浜植物の植栽も、植える向きや間隔などを均一に植えていくことで、仕上がりが美しくなります。
時間が経てば伸びていきますが、引き渡しの際に喜んでいただけることが大事だと思います。

-竹内庭苑では、このように、一般的な庭に限らず、屋上の緑化も承っております。
屋上にプランターを置くのではなく、屋上に庭を創るという発想は、施主様とヒヤリングを重ね打ち合わせを丁寧に行ったうえでのご提案となります。ご検討の際は、ぜひ、ご活用ください。