湘南で働く人を応援する地域メディア「湘南まくのうちコミュニケーション」さんによる弊社スタッフインタビュー。初回は田口哲義(たぐちてつよし)の登場です。今回から全3回シリーズとなります。

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「技術を身につけたい」~造園職人の道へ~

田口哲義(たぐちてつよし)さん、竹内庭苑入社3年目の24歳です。

「父が左官職人をしています、自分は三人男兄弟の末っ子です。前職は産業廃棄物の会社に勤めていました。父の影響もあり、『手に技術のある職人はカッコいいな』と思っていました。」

そんなある日、産廃の仕事中に偶然、造園の職人さんを見かけたそうです。

通りかかった歩道の街路樹の伐採をしている姿が、とてもカッコいいと感じました。個人宅の手入れをしている職人さんの姿もカッコいい。自分も造園の職人になりたいと思いました。

そして、就職先を探し、竹内庭苑に勤め始めました。

竹内庭苑には、代表の竹内さんの他8名の職人さんが在籍しています。

田口さんは職歴では上から5番目です。

「現場は、全員で取り掛かることもあれば、3~4名で一箇所を受け持つこともあります。その中での自分の役割は、先輩の仕事が段取り良くスムーズに進むよう目配り・気配りをすることと、下の子の面倒をみることです。」

基本は現場の「掃除」から~一人前の職人になるには

そんな 田口さん曰く、造園の基本、それは「掃除」だそうです。

「基本は掃除です。植木の剪定や刈込といった仕事もありますが、掃除ができないと認めてもらえません。生垣の下や低木の中の草など、細かいところまで徹底的に行います。細かい部分を見落としてしまい先輩から指摘を受けることもあるので、まだまだだなと思います。一回一回の現場が大切だと感じます。」

造園の現場はチームプレイ。それぞれに立場が違えば担う役割も異なります。

車の置き場所からゴミの出し方、掃除の順番といった全体的な視点に立って進行を段取りよく進めることに力を注ぐ一方で、先輩の剪定作業が、より早くより美しく行われるように、頼まれれば道具を持って行ったり、気を配ったり。「剪定の作業中は先輩の後ろ側に立つようにしています。先輩の視線の先に自分が入らないようにしています。先輩も集中したいと思うので。」

細かいところに丁寧に手を掛ける

造園は、伸びた部分を伐採する、という単純な仕事ではありません。自分の心の状態が仕事に現れるそうです。

「細かいところに丁寧に手を掛ける」

自分自身の掃除という役割の中でも、先輩や後輩との関わりの中でも、真面目にひたむきに実践していく田口さんの姿勢は、まさに「職人」そのもの、なのではないでしょうか。