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ココヤシの実がココナッツ。
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種子に入っている「胚乳」(はいにゅう)がココナッツミルクやココナッツジュースになる。
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「胚乳」には糖質や脂肪が多く含まれているので甘く、コクがある。
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白米も「胚乳」。
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玄米は胚乳に「胚」(はい)がついたもの。
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「胚」が芽や葉や根になる。
「胚乳」は栄養のかたまりで、エネルギー源になる。
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ココヤシの種子にも胚があり、胚乳から栄養をもらって発芽する。
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ビールのおつまみといえば…
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では、ピーナッツにも「胚乳」はあるのでしょうか?
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ラッカセイ(落花生)。
マメ科の一年草。種子がピーナッツ。
胚はあっても、胚乳はありません。
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ミックスナッツです。
いくつか紹介していきましょう。
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アーモンド。
バラ科の落葉高木。西アジア原産。
種子に胚はあるが、胚乳はない。
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カシューナッツ。
ウルシ科の常緑高木。南アメリカ原産。
種子に胚はあるが、胚乳はない。
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セイヨウハシバミ(西洋榛)。
カバノキ科の落葉低木。ヨーロッパ原産。
種子がヘーゼルナッツ。
胚はあるが、胚乳はない。
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マカダミア。
ヤマモガシ科の常緑樹。オーストラリア原産。
種子がマカダミアナッツ。
胚はあるが、胚乳はない。
ところで、これらのナッツには、どれも胚乳がありません。
それなら、何の栄養で発芽しているのでしょうか?
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これらのナッツは、胚の中の「子葉」(しよう)というところから栄養をもらって発芽していたのです。
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私たちがナッツでおもに食べているところは、胚の中の「子葉」=葉っぱの赤ちゃんだったのです。
胚や子葉はからだをつくるもとなので、タンパク質が多く含まれ、うまみ成分がアップします。
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じつは、種子ができ始めのころは、これらのナッツにも、ココナッツや玄米のように胚乳があったのです。
ところが、種子ができる途中、子葉に栄養を吸収されて、胚乳はなくなってしまったのです。
アーモンドやピーナッツは、種子の中で十分に育ってから生まれてきます。
いわば、人間の赤ちゃんのようなものです。
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一方、ココナッツや玄米は、早く小さく生まれて外で育ちます。
まるで、カンガルーの赤ちゃんみたいです。
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冬の寒さに
打ちひしがれないように♪
土の中で眠る命のかたまり♪
ー おしまい ー
【出典リスト】
01)Pixabay
02)写真AC
03)フリー素材.com
05)Wikipedia Macadamia integrifolia
06)春色ソレイユ
※以上、利用させていただきありがとうございました。