みなさまこんにちは

今年の夏も暑いですね。外に居ると、高い気温だけでなく、強い日差しが堪えます。街中の街路樹など、緑の木陰に入ると、涼しさを感じることができます。

さて、先日、神奈川県西部の御宅の新規造園をさせていただきました。
広い庭に石積みを施工、樹木を植えた他、芝を敷き詰めました。
庭というと、一度はイメージされる方も多いと思います、芝生の庭です。
今回は、芝生の庭の造成について、竹内社長に聴いてみました。

-広い庭には芝生が敷き詰められると、見た目も立派ですし、見ているこちらもリラックスした気持ちになります。なんだか気持ちが落ちつきますね。

竹内:そうですね。芝生は日本庭園の美しさを引き立たせる施工の一つです。最近では管理が大変そうと印象を持たれ、外構をインターロッキングブロックで造る場合も多いですが、芝生にしか無い良さがあります

-そうなんです。芝生の庭は「あったらいいなぁ」と思う反面、「維持するのが大変そう」と思ってしまいます。そんな理由で選ばない方もいらっしゃるのではないかと思います。管理のポイントを教えていただけますか。

竹内:芝生の管理で重要なポイントはいくつかありますが、何といっても、「除草」が鍵です。生えてきた芝の高さを調えることよりも、まずは、雑草を除草することが大切です。

-除草ですか!「どうしたら平らに美しく保てるか」そのための、専用の道具や技術が必要なのだと思っていたのですが、最初に気にするのは除草とは。雑草を抜くことが大切なんですね。ちょっと意外に感じました。

竹内:そうですね。敷いたばかりの芝の目土や芝の中には、一緒に雑草の種も含まれているんです。なので、敷いたばかりの芝を、そのままにしておくと、あっと言う間に雑草だらけになってしまいます。雑草だらけになると芝が負けてしまいます。せっかくの美しい芝生も台無しになってしまいます。

-そうなんですね。知りませんでした。一緒に雑草も植えてしまっているような感じですか。となると、抜いていかないと芝と一緒に雑草もそのまま成長してしまいますね。。。。

竹内コツは「マメに除草すること」です。ある程度伸びきったら、ではなく、コツコツとコマメに、雑草を除草することが大切です。それにより雑草種が芝の中や土の中から無くなり、段々と生えづらくなっていきます。気がついたときに、こまめに除草をすることをお勧めしています。

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芝生と言うと、美しさを保つために、刈り込み方に目が行きがちでしたが、まずは、除草、雑草の管理が大切だったとは。伸びた部分をカットすれば良いのだろうか、と思っていましたが、知ることができてよかったです
さらに、芝のお手入れ方法について竹内社長に質問していきます。
-それにしても、まずは除草・雑草の管理が大切だったとは、知りませんでした。仮に、うまくできなかった時、芝生を辞めてしまうことも大丈夫なのでしょうか。

竹内:芝をご自身で除去して、新しい別の植物を植えることはできますよ。芝の根は地層から5センチ程しか伸びませんので、除去自体も可能ですし、土壌への影響も心配いりません

-そうですか。少し安心しました。誰もが一度は憧れたことのある芝生、一度試してみるのもありですね。施工に必要な条件はありますか?

竹内:そうですね。基本的には、日当たりが良い場所、水はけがよい場所、であれば、生育していきます。土壌がきちんとしていれば、比較的複雑な地形に張りつけることもできます。

-日当たり、水はけ、土壌、が大切なんですね。平らでないと施工できないのでしょうか?施工に向かない場所や施工できない場所など。どうでしょうか。

竹内:イメージでは平らな庭一面の芝が多いかもしれませんが、自然の斜面に張ることもできますし、切り土や盛り土などでできた人工的な斜面に張ることもできます。斜面に張ることで、雨水などによる土の流出を簡易的に防ぐこともできます。

-芝生が張られることで斜面の表面の土崩れを防ぐごとができるのですね。それは安心です。家の壁への雨水の跳ね返りなども防止できそうですね。
マメに除草を行うことで雑草が生えにくくなった後、芝生の管理で大切なことは、どんなことでしょうか。

竹内:芝刈りや水やり、肥料などはイメージがつきやすいかもしれません。これらに加えて、地表に穴を意図的に開けて、芝生の根と土に新鮮な酸素を送り届けることもできると良いです。エアレーションと言います。

-エアレーションですか。なにやら難しそうな感じがしますが、自分でもできるような作業でしょうか。

竹内:専用の道具がありますので、女性でも無理なくできると思います。芝を張ってからある程度時間が経つと、土の表面も芝もカチコチに固まってしまい、通気性が悪くなってしまうのです。表面から空気穴を開けて、空気をいれてあげられると良いと思います。エアレーションをした後、目土(めつち)と言って、芝生の上から土をかぶせることもできると良いです。穴が空いてしまいますので、埋める意味もあります。これにより芝生の根が乾きにくくなりますね。

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いかがでしたでしょうか。芝生の庭は、きれいに保つためには手を掛けることが色々あることが分かりました。ですが一方で、緑の絨毯のような芝生の美しさは、庭木や花では味わえないものです。裸足で歩きたくなりますね。
芝生の庭を仮にうまくできなかったとしても、その時はその時。一度、試してみるのも良いかもしれません。
竹内庭苑では施工後の管理のご質問やご相談にも丁寧に対応させていただきます。ぜひ、ご検討くださいませ。