みなさまこんにちは
10月も下旬、急に寒くなってきました。体感温度も低い日が続き「秋は短かったね」と話しをしたりしますが、紅葉シーズンはまさにこれからです。徐々に色づく樹木の変化は美しいですね。これが、自宅でも楽しむことができるとしたら?今月は「植栽(しょくさい)」をテーマに、竹内社長にインタビューをしていきます。
-9月は、各地の施主様のお宅で、植栽を担当させていただきましたが、どのような木を植えることが多いでしょうか。
(竹内)9月は施主様の御宅では、様々な樹種を植えています。オリーブ、ヒメシャラ、ソヨゴ、シラカシなどです。
-樹木はどのような理由で、その樹種に決定することが多いですか?
(竹内)そうですね。樹種によって、花がきれいなものや、葉がきれいなもの、実がなるもの、芳香があるもの、など、違いがあります。これらを踏まえて施主様のご希望に叶う、施主様がお好きな樹種を選んでいただくことが多いですね。
-町を歩いていて、紅葉が目に留まったり香りに気づくことで「あの木はきれいだな」と反射的に思うことはありますが、確かに、名前まで知らないことが多いですし、樹種の種類や違いも知らないので、提案は助かります。
(竹内)施主様の好みやご希望もありますが、それと併せて、例えば、目隠しのため、防火や防風のため、防虫のため、というように用途に合わせて樹種を決定していくこともありますね。
-その点もありますね。外から見られない様にと木を植えてもらうことはあります。生活が始まると、意外に気づくことが多かったりします。「ここは外から丸見えだ」と。
(竹内)そうなんです。実際に暮らしてみて、日照りや風向きを感じられることもあるかと思います。自宅の間取りによって、家の中から庭がどのように見えるかや、逆に、外から家がどのように見えるかも変わります。実際に建物が立ってからの方が、イメージしやすい部分もあるかもしれませんし、暮らしの中で必要性や求める物も変わって来ると思います。
-庭木を植えると、新しい生活が始まるようでウキウキする気持ちもある一方で、気になるのが虫の発生です。子どもの頃は毛虫がとっても嫌でした。
(竹内)樹種によって、虫がつきやすいもの、つきにくいもの、確かに違いがあります。ですが、基本的に、虫は寄って来るものと認識していただくのが無難だと思います。自然界はそうやって循環しているので。
-確かに社長の言う通りなのですが、、、、虫がわいてしまった場合は、どうしたら良いですかね。何もしないわけには行かないと思います。
(竹内)樹木の生育や外観を損なう場合は対処した方が良いですね。そういった場合はご連絡いただければ、もちろん対応させていただきます。害虫の種類も様々なので、適した薬剤を使用することが必要ですし、噴霧するものや地面に散布するものなど、処置の仕方も異なるので。
-自分で対処に抵抗がある方は、処置してもらえると安心ですね。虫が発生しないか気をつけていた方が良い季節はありますか?
(竹内)虫は暑さと寒さに弱いので、真夏や真冬は発生しにくいです。春から梅雨にかけてと、秋に多く発生するので、その時期は気をつけてみた方がいいかもしれません。
-虫の発生の他に気になるのが、倒れないかという点です。今年は茅ヶ崎は台風直撃の大きな被害はありませんが、海沿い地域などは日常的に風が強い場所も多いです。
(竹内)そうですね。植えたばかりで根付いていない樹木は、強風にあおられると倒れてしまうこともあるかもしれません。風が強く吹き抜ける場所は注意が必要になりますが、予想される場合はあらかじめ支柱で支えておくこともできます。
-街路樹が支柱で支えられているのは、風で倒れてしまうのを防ぐ目的もあったのですね。なんとなくオシャレな外見だと思ってみていましたが、そういった意味もあったとは知りませんでした。
(竹内)長く庭木を楽しんでいただきたいですからね。最近は、玄関前にシンボルツリーを植えることが増えてきました。背の高い樹木は目隠しや視界を遮ってくれたり、日陰をつくってくれます。花や紅葉、真夏の木漏れ日など、四季折々の魅力を身近なところで感じさせてくれるのです。