植栽の定期的な剪定を担当させていただきました。

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キンマサキ(中央に植えられた葉の色の薄い樹)は、間引き剪定を行いました。枯枝や混みあった枝葉を抜く剪定手法です。
枝が伸びるのも早いため、枝が四方八方に飛び出た姿にならないために、こまめな剪定が必要ですが、暑さ寒さに強く日陰でもよく育つ丈夫な樹です。

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隣りの家との境に植えられたクスノキは成長速度が速く、あっという間に立派な巨木に成長するため、剪定して枝が増えすぎるのを防止します。定期的な剪定により、他の樹木や建物を圧迫する状態を未然に防ぐことが出来ます。
クスノキの手前のツバキの剪定の適期は、花の咲き終わった4~5月頃です。適期とは異なる時期でしたが、庭全体を美しいバランスに保つために、蕾を残しながら全体的に小さく剪定しました。

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2022年に施工させていただいた御簾垣の味わいも増しています。
御簾垣手前のオオムラサキツツジは当たっている枝葉と込み入った部分を剪定しました。これにより、御簾垣の持つ上品な特徴を活かしながら、枝葉が当たることによる御簾垣の損傷を防ぐことができます。

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「植木屋は松の剪定ができるようになれば一人前」という言葉もあるくらいですが、マツの木の剪定は他の木と比べても最も奥深く難しいもので、手がかかると言われます。一人前の目安は10年程と言われています。
美しく剪定された松は、樹形の乱れがありません。全体がさっぱりとし、枝先に葉が立ち上がった形をしている姿が理想です。

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造園は石や御簾垣、低木、高木などで、全体的にまとまりのある日本的な美しさを表現します。「自然の景色を庭という限られた空間に、できるかぎり再現する」視点を持ちながら、継続的に維持管理することが大切です。

所在地神奈川県茅ヶ崎市
作業種別植栽管理
仕事内容剪定、刈込み、除草
広さ
工期1日