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このバウムクーヘン、茶色い線は何本？
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１５本、茶色い線がみられる。
焼いたのは１６回だけどね。
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この木は線が１００本以上。
１００歳を超えている。
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幹に年輪があるなら、根にも年輪があるのかな？
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３０００年前に海中に沈んだ杉の根。線が何本も見られる。
この根はざっくり７０歳。
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こちらは４０歳。
根にも年輪があります。
03)
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気分はトロピカル！
ヤシの木陰で昼寝といくか。
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でも、ヤシの木に年輪はあるのかなぁ？
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ヤシの木に年輪はありません。
では、このヤシの木を温帯の関東地方に植えたらどうでしょう。
年輪はできるでしょうか？
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ヤシの木は、竹と同じ仲間です。
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ヤシも竹も最初にでてくる葉、子葉（しよう）は１枚です。
これを「単子葉」（たんしよう）といいます。
単子葉の木は、熱帯でも温帯でも年輪はできないのです。
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子葉が２枚の「双子葉」（そうしよう）の木は、年輪ができます。
ケヤキ（双子葉）
㊧06) ㊨01）
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この仲間の木も年輪ができます。
子葉が３枚以上ある「多子葉」（たしよう）です。
スギ（多子葉）
㊧08) ㊨01）
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熱帯地方にも双子葉の木は生えています。
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バオバブ。
アオイ科の樹木。双子葉。熱帯アフリカ原産。高さ４０ｍ。
バオバブに年輪はある？ない？
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バオバブに年輪はありません。
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ラワン。
双子葉、フタバガキ科の樹木。熱帯アジア原産。高さ５０ｍ。
ラワンに年輪はありません。
双子葉の木でも熱帯地方では年輪はできないのです。
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では温帯にもどって…
年輪の、色の濃い所とうすい所はどうしてできるのかな？
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年輪を拡大してみましょう。
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「色のうすい所」は春の成長でつくられ、細胞は大きく、細胞の壁はうすい。
「色の濃い所」は夏の成長でつくられ、細胞は小さく、細胞の壁は厚い。
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私たちは夏に成長した色の濃い線を数え、樹齢何年としていたんですねぇ。
つまり「季節がないと年輪はできない」のです。
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ここは屋久島。
屋久杉の森があります。
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夫婦杉。
推定樹齢:合わせて３５００年。
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縄文杉。
推定樹齢:４０００年。
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ウィルソン株。
中は空洞になってしまったけれど、推定樹齢２０００年。
年輪が残っていても数えきれなかったかも。
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巨大なバウムクーヘン。
年輪の中は「時のすみか」ではないだろうか。
ー おしまい ー
【出典リスト】
01)写真AC
03)pixabay
04)道草昔々
05)ボンタン
06)Wikipediaケヤキ
07)芽ばえ
08)Wikipediaスギ
10)なんて運がいいんだろ～
11)眠れる杉の真価を探る
12)Wikipedia屋久島
※使わせていただき、ありがとうございました。
