
ハクモクレンの「冬芽」(ふゆめ)。
冬の寒さに耐え、春を待つ。

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春、白い花が開く。
ハクモクレンの木の下には…

「芽鱗」(がりん)。
春になり、冬芽を包む鱗(うろこ)の役目は終わった。

芽鱗(がりん)に守られた冬芽をもっと探してみる。

トチノキの冬芽(芽鱗あり)。

ノイバラの冬芽(芽鱗あり)。

サクラの冬芽(芽鱗あり)。

クスノキの冬芽(芽鱗あり)。
一方、芽鱗(がりん)を持たない冬芽もある。

グミの冬芽(芽鱗なし)。

アジサイの冬芽(芽鱗なし)。
芽鱗なし冬芽は、そのまま、葉や花として開く。


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キャベツは巨大な「冬芽」といえる。

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キャベツの花。

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キャベツとメキャベツ。
ずいぶん大きさが違います。
それなら、メキャベツが成長したものがキャベツなのでしょうか?
ア.そうだと思う
イ.ちがうと思う

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「メキャベツ」は長い茎のよこから出た冬芽です。

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「キャベツ」は短い茎のてっぺんから出た冬芽です。
じつは、2つは違う植物だったのです。
さて、キャベツを好む昆虫といえば…

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モンシロチョウ。

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こちらはハクモクレン。

㊧03) ㊨01)
㊧モンシロチョウの「さなぎ」
㊨ハクモクレンの「冬芽」

㊧03)
モンシロチョウは、さなぎの中で「羽の芽」を育てます。
ハクモクレンは、冬芽の中で「花の芽」を育てます。

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昆虫と植物、2つはまったく違う生物です。
なのに、どちらも「芽」の時期があって、春にパッと開く所がよく似ています。
春の風に吹かれて舞い上がったら…

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春の予感、そんな気分♪
いつもと違うでしょう?
春に誘われた訳じゃない♪
だけど気づいて…
(おしまい)
【出典リスト】
01)Pixabay
02)ソロギターのしらべ練習帳
03)写真AC
04)家庭菜園インフォパーク
※以上、使わせていただきありがとうございました。

