みどり豊かな庭を創るために、お庭の手入れは、年に2、3度の剪定ではなく、年間通して樹木の状態を定期的に確認することをおすすめしています。
竹内庭苑のお庭の年間管理では
一番最初に庭木や植物が育つ土壌の状態を確認すると同時に
樹木のすべて
一本一本の状態を確認し、専用の樹木カルテに記録として残していきます。
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1.樹木カルテ
2.施主様との情報共有
3.見た目で分からない変化を発見できる「年間管理」
4.庭の手入れを楽しむ方と一緒に
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1.樹木カルテ
こちらが実際のカルテです
庭のどの位置に、どの木が植わっているのか
場所と名前を全体図に反映させていきます。
一本一本については、
樹勢(生育状態)と樹形(かたち)を確認します。
植えられている状態や枝葉については
葉と枝それぞれの状態と病害虫の有無を確認します。
幹については病害虫の有無だけでなく
根元のゆらぎや樹幹の傾斜を確認します。
根については
特に念入りに確認します。
今の状態の原因として考えられることは何か
原因が必ずありますので、
それらを考察し、ふさわしい対応策を講じて行きます。
治療するのか剪定するのか、
それぞれの状態を観て検討が必要です。
2.施主様との情報共有
すべての樹木に対して樹種別のカルテに起こしていきます。
庭の全体図や樹木の名前、生育状態は
職人自身はカルテとして起こさなくても記憶しています。
施主様との情報共有と、今後の計画のため、
竹内庭苑では、このような形を採用しています。
3.見た目で分からない変化を発見できる「年間管理」
各樹木の個別診断の後、
今後、何らかの対策をする樹木を選定していきます。
「対策=治療」が必要と判断した樹木については、
治療方針をそれぞれに決定していきます。
庭の手入れというと
「伸びたところを剪定してサッパリする」ことを
イメージされる方も多いかもしれません。
見た目にも分かる変化に対応するだけならば、
年に数回程度の「剪定してサッパリする」方法でも
対応可能かもしれません。
ですが、
気づかない間に枯れていたり
虫がついていたり樹勢が衰えていたり
根元の状態が悪くなっていたり
見た目では変化が分かりにくいこともあります。
庭が好きな方は、
ご自身で植物を自由に植えられることも多いと思いますが
その際に、
深植えになってしまったり余計に土を撒いてしまっていたり
知らず知らずに、庭全体や食物にとって、
負担になることをしてしまっている場合もあります。
それら、庭や樹木の
見た目に表れにくい変化を見逃さないためにも
一本一本の樹木の状態を確認し
施主様と共有できる形で残していくことを大切にしています。
年間計画を立てた後、
定期的にお庭に入らせていただきます。
その際、それぞれの樹木の状態の確認も行います。
定期訪問だからこそ可能です。
4.庭の手入れを楽しむ方と一緒に
庭は一番身近な自然界です。
庭に出て、庭の木々に目で触れ、
ご自身で庭の手入れを楽しむ方が
ご自分の庭をもっと楽しめるように
もっと好きになれるように
もっと癒され、大切に思えるように
私たちは「職人」として
庭の美しさの追求だけでなく
「樹々の専門家」として
樹木そのものの生育状態を保つことを
最も大切にしています。
人も植物もイキイキと元気で健康でいることが一番です!
年間管理の詳しい内容はこちらからご確認いただけます。